火の鳥・鳳凰編 我王と早魚1

猿田彦なのか

火の鳥・鳳凰編はリアルタイムで読んでいました。月刊誌COMに連載していたからです。COMを全て購入していたわけではないので、もしかしたら、まとめて出た単行本のようなもので読んだのかもしれません。そうしたらリアルタイムとは言えないでしょうね。

COMでも読んでいたのですから、飛び飛びの読書で我慢できないと思います。何らかの手段で全編読んでいたと思います。ほぼ、リアルタイムというところでしょうか。

鳳凰編は1970年の頃の作品です。万博の年ですから、当時私は中学生でした。思春期真っ最中の頃です。物語の中で、茜丸が死んでミジンコになったり、亀に生まれ変わったりしたのをリアルに覚えています。当時の中学生が死というものをどのようにとらえていたのでしょうね。

小学生の時には祖父の死を見ていました。死というものに出会ったのはそれが初めてでした。布団に横たわる祖父はいつもどおりであり、別段不自然な感じではありませんでした。でも触ったら冷たい。その冷たさだけは怖かったです。

今回は猿田彦の分身、我王が主人公です。・・・我王は猿田彦の子孫なんでしょうね?

あらすじ ネタバレ注意

鳳凰編では猿田彦は我王(がおう)という名で登場します。

漁師町で赤子が生まれます。玉のような男の子でした。父親は男子が生まれたことに狂喜し、山神様に見せるのだと、険しい山道を赤子を抱えて登っていきます。不幸なことに父親は、急な山道から滑落し死にます。赤子も転落し、命はとりとめますが、左手と右目を失います。そして、左目の下には醜い痣が。赤子は我王と名づけられます。

我王は村では慰み者です。ある時、握り飯を賭けて、身体の大きな泥田坊との力試しに勝利した我王は、握り飯を持って気のふれた母親の元に帰ります。「もらったんだ、遠慮なく食っていいんだ。」と母親に食べさせようとした時、突然握り飯に泥がかけられます。我王に負けた泥田坊が腹いせにかけたのです。

我王は怒ります。泥田坊の家に乗り込み、泥田坊を崖から突き落とし、一家全員を殺します。村中から追われた我王は逃げます。逃げる途中、草むらの中で、我王の腕についたてんとう虫をそっと草の葉に返します。我王が垣間見せた優しさなのか、気まぐれなのかはわかりません。この後も我王は生きるために人を殺し続けます。

ある時、人に追われた我王は山の中で焚き火をしている仏師、茜丸に出会います。我王は茜丸の持ち物を奪い、意味もなく茜丸の右腕を傷つけます。茜丸は右腕が使えなくなります。仏師の茜丸にとっては命を奪われたのも同然でした。

茜丸を傷つけた場所から逃げる我王を若い女が追いかけてきます。女は茜丸の妹で早魚と名乗り、茜丸を傷つけたことを責めます。我王は意にも介さず早魚を連れ去り犯します。早魚はこの後、我王と夫婦となり生きていくことになります。

我王の生い立ちと、早魚(はやめ)との出会いはこんな感じです。詳しく書きすぎました。でも、今までとは違い、我王が主人公ですから、この先も長くなりそうです。

追記します。そのつもり。今日は書けないのでまた今度。

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