火の鳥・鳳凰編 我王と早魚3

あらすじ ネタバレ注意

過ちで早魚を殺してしまった我王は、呆けたようにさ迷い歩いていたところを捕縛されます。数々の犯罪を重ねて、多くの人を殺めた我王に言い渡された処分は、都大路を引き回した上、首をはねるというものでした。

都大路を引き回されている我王の元に、ある場所に連行するよ指令が下ります。我王が連れて行かれた場所の高座には、かつて我王に死相が出ていると予言した旅の老僧がいました。

老僧は良弁僧正という高僧でした。良弁僧正は国の施策のため旅をしていたのです。良弁僧正は次ぎの旅に供をするよう我王に命じます。我王は途中で逃げるかも知れませんよと言いますが、良弁僧正はお前は逃げやしないといいます。

良弁僧正は我王に輪廻の話をしてやります。死んだ者は何かに生まれ変わる。だが、次の世も人間に生まれ変われるとは限らない。この世で人間である者も、生まれる前は虫けらだったかも知れないと。我王は輪廻に取り付かれたようになり、次の世も人間でありたいと叫びます。

良弁僧正との旅の途中、我王はかつて自分が右腕を切った仏師の茜丸に出会います。茜丸は使えぬ右腕を克服し、仏師として復活していました。仏師として名高い茜丸は、権力者に3年のうちに鳳凰の像を彫るように命じられていたのです。3年の内に鳳凰を彫らなければ首をはねられることになります。

茜丸は自分を覚えているかと我王に詰め寄ります。我王は自分が茜丸の右腕を奪ったことを覚えていました。我王は茜丸に自分を殺すよう迫りますが、茜丸は自分の命を掛けて鳳凰を彫らねばならない。彫らないと自分は殺される。お前のことなんてどうでもいいと突き放します。

良弁僧正と我王は、行き倒れの女に出会います。女は餓死しかけていました。女は年貢米を背負ったまま餓死しかけていたのです。我王は年貢米を女に食べればいいと、年貢米の入れ物を切り裂きます。こぼれ落ちる年貢米を見て女は叫び声をあげます。年貢米に埋もれて女は死にました。

良弁僧正は我王に年貢米が一すくい欠けても女が処罰され、殺されることを教えます。そんなのはおかしいという我王に対して、社会の仕組みとはそういうものだと言うのです。我王は良弁僧正に、女にお経をあげてやってくれと願いますが、良弁僧正はそんなものは一文にもならんと拒否します。宗教はそのためにあるのではないのかと反論すると、良弁僧正は宗教は政治のためにある。そんなもんじゃと。

我王の怒りは頂点に達します。怒りのあまり、走り出した我王はある村に入り込みます。その村は村中が病に取り付かれた悲惨な村でした。僧姿の我王を見た村人は、我王に悪霊を払ってくれとせがみます。僧ではないから何もできないという我王に、村人は悲痛な願いを投げつけます。

困り果てた我王は、広場にあった丸太に「魔霊退散」の像を彫ります。その像の表情はすさまじく、(我王は仏師の才があったようです。)村人は我王を拝むように礼を言い続けます。このオレが礼を言われたと我王は苦笑します。

良弁僧正はその後も我王に像を彫らせたり、土を捏ねて像を作らせたりします。そのできばえを見た良弁僧正は、お前は天才かもしれん、お前はきっと、何十万人、何百万人の命を救うことになると予言します。我王はほかの人間を救うつもりなどないと言い放ちます。

あとがき

今日はあらすじだけで、お休みです。これでやっと半分。疲れた。

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